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小説も出しますよー! 

どうも皆さんお久しぶりです、あずまやです。

かっつかつだった原稿作成が、ようやく先ほど終わりました!(製本はまだやってない)

た34b K.K帝國にて、お待ちしております。

↓表紙絵
紅魔館殺人事件表紙
↓サンプル

「あんた、ホントにバカね」
透き通るような湖面に氷の妖精がうかんでいる。レミリア・スカーレットはそれをつついて笑った。
「バ、バカって、い、言うなあ……」
「どこをどう見ればいいのかしら。そのことば、よく恥ずかしげもなく言えたわね」
彼女は妖精のせいいっぱいの抵抗を一蹴して続ける。
「ヒモで垂らしたコンペイトウを追いかけて踊らされた挙句に目を回すなんて、まるっきりバカじゃないの」
チルノは渦を巻くように目をぐらんぐらんさせながら、あー、と、意味もなく口にしているようだ。
「ええ、生粋の『バカ』です」
「あら咲夜、あなたがここまで来るなんて。めずらしい事もあるものね」
十六夜咲夜は長めのスカートをひらりと返すと、「そうですか? たまにはいいじゃないですか、外だって」と言った。それからにこりと笑って続ける。
「お茶の用意が出来ましたので、お屋敷までのお迎えに」
「そう、じゃあすぐに行くわ」
レミリアのその返事を聞いて、彼女は一歩下がる。日傘がなければ外にも出られないというのになぜレミリアは外にわざわざ出てきたというのか。それはひとえに、屋敷の中で出来るあそびはほとんどやり尽くしてしまっていたからであった。彼女にとってはこんな風に単純な、妖精をイジる、という行為でさえ、今はもっとも有用らしい退屈しのぎになっていた。
「でも、それもじきに飽きるわ」
彼女はそう吐き捨てるようにつぶやくと、「一生、そこでぐったりしてなさい、おバカさん」と付け足してその場を後にした。
 そう、今レミリアにとってもっとも重要な話題は『退屈しないあそび』だった。家の中で騒々しくしたならば、メイドが口やかましく注意してくる。そうかと言って、図書館にカンヅメになるつもりも無い。あんな得体の知れないキノコの生えていそうな場所で大人しくしていることなど出来ないことは、誰の目にも、もちろん彼女自身の目にも明らかだった。なによりあの場所にレミリアがずっと居続けることを、恐らくパチュリー・ノーレッジが許さなかっただろう。ときどき霧雨魔理沙が遊びに来ていることくらい、紅魔館に住んでいるものは全員気がついている。彼女はそれをどうも隠したいらしいが、わかってしまうものは仕方ないのだ。そして彼女が図書館に来る以上、パチュリーが邪魔者をずっとそこに置いておくようなことはしない。それを茶化すのが面白い遊びかと言えばそういう気になるものでもない。とにかく、レミリアは退屈していたのだ。

↑サンプル



ドヤ顔おぜう可愛いよハァハァ

サンプルがちょうど1ページ分で、全30ページあります。

文庫本45ページ分の短編の長さと同じくらいだと思っていただければ、だいたいイメージがつかめるかも知れません。

今回も挿絵は当サークルのS.A村井さんにお願いしています。

……ちなみに、ニコニコ動画にまったく同タイトルの動画が上がっていたかと思いますが、一切の関連がありません。落ちのネタかぶりとかはないはず、はず、はず……



というわけで、5/26、東京ビッグサイトは「た34b K.K帝國」でお待ちしております。

……もう明後日か。時間の流れが早い。

よろしくお願いします。



記:東谷 道治(あずまや みちはる)

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